【New!!】2017年度 愛知教育大学地理学会大会・総会のご案内

会員諸氏におかれましては、いつも会の運営にご協力・ご支援を賜り感謝申し上げます。さて2017年度の愛知教育大学地理学会大会は、歴史地理学会(60回大会)との共催で下記の通り開催することとしております。なお例年同様愛知教育大学地理学会の総会も実施いたしますので、ご参加のほどよろしくお願い申し上げます。    

 

【6/17】

10:00~12:00    研究発表会〔自由論題〕(第二共通棟) 

12:10~13:00 愛知教育大学地理学会役員会 (第一人文棟3 階会議室) 

13:10~13:50 愛知教育大学地理学会総会 (第二共通棟2階421講義室)

14:00~17:00 歴史地理学会第60回大会記念公開講演会(同上3階431講義室)

17:30~19:00 懇親会(第一福利施設・食堂) 

 

【6/18】(第二共通棟) 

10:00~16:30  研究発表会〔自由論題・共同課題〕

 

【6/19】

9:15~16:30  巡  検  (天下人家康による三河支配とその故地を歩く )

 

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1 歴史地理学会第60回大会記念公開講演会 

 演 題:小野寺淳(茨城大)「ある民間地図製作者の軌跡―横山大観の父酒井捨彦―」

  溝口常俊(名古屋大・名誉)「古地図で語る郷土の歴史」

  岩崎公弥(愛知教育大)「尾張藩士水野岷山の治水思想」

  藤田佳久(愛知大・名誉)「幕末期に上海を訪れた日本人藩士たちと岸田吟香の行動空間」

 

 会 場:愛知教育大学第二共通棟(3階)

 参加費:無 料

 

2  研究発表会 

 自由論題および共同課題「海からの歴史地理」 

 

 会 場:愛知教育大学第二共通棟

 

 大会参加費:無料、ただし必要な方は大会資料集1,000円を当日,大会受付でお支払いください)。

 

3  懇親会 

 会 場:愛知教育大学第一福利施設食堂

 

 会 費:3,000円。ただし学生会員は2,000円(当日,大会受付にてお支払いください)。

 

4    昼 食 

  7日(土)は学内生協食堂・売店が13:30まで営業しています。しかし,18日(日)は営業いたしません。学内の大会会場から最寄りのコンビニまでは800mほどあります。

 

5 巡 検 

テーマ:天下人家康による三河支配とその故地を歩く 

 

集 合:6月19日(月) 9時15分,名鉄知立駅改札口

 

コース:名鉄知立駅-(名鉄西尾線利用)-本證寺(安城市野寺町)-(名鉄西尾線・名古屋本線利用)-名鉄東岡崎駅-大樹寺(岡崎市)-岡崎城公園(昼食)・見学-八丁味噌資料館-旧岡崎城下二七曲がり散策-東岡崎駅解散(16:30頃を予定)

 

案内者:岩崎公弥(愛知教育大)

 

参加費:無料(電車・バス代、昼食代、資料館入館料等を併せて約3000円が必要です)。

 

申込:不要です。昼食場所の関係でおよその人数把握のため,事前に下記までお知らせいただけると助かります。

 

電子メール: kiwasaki@auecc.aichi-edu.ac.jp(岩崎公弥研究室)

 

雨天実施。事情により,見学先が前後する場合があります。

 

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研究発表会(予定)

◇617日 土曜日                                  

●第1会場【自由論題】は登壇者              第二共通棟1(411講義室)

〔座長:川口 洋

10110001030)東 昇(京都府立大)・村山聡(香川大):近世・近代対馬における地誌と村明細史料―編纂過程の比較史

10210301100)武田周一郎(神奈川県立歴史博物館):御用邸と景観変化-昭和初期の初声御用邸計画における立木調査と植樹について-

〔座長:椿 真智子

10311001130)松井幸一(関西大):石敢當分布を指標とした村落構造の一考察-沖縄県北部地域を事例として-

10411301200)矢ケ崎典隆(日本大):アメリカ合衆国コロラド州のプラット川流域におけるテンサイ糖産業

●第2会場【自由論題】は登壇者                          第二共通棟2(421講義室)

 〔座長:服部亜由未〕

20110001030)鈴木 修斗(筑波大・院):近代期の福島県における海外移民の送出過

程-安達郡石井村の事例を中心に-

20210301100)豊田紘子(筑波大・院):福島県南人口減少地域における「村の掟」と

その変化―年齢条件と男性限定はどちらから崩れはじめるか―

〔座長:山近久美子

20311001130)安藤哲郎(滋賀大):近江の説話の舞台に関する考察

20411301200)麻生 将(立命館大):ミッションスクールをめぐる言説とナショナ

リズム―1933年の大島高等女学校廃校運動を事例に―

◇618日 日曜日                                  

午前の部

●第1会場【自由論題】は登壇者    第二共通棟1(411講義室)

〔座長:天野宏司

10510001030)服部亜由未(愛知県立大):明治初期の信州・馬場家夫妻の旅

10610301100)関戸明子(群馬大):紀行文に描かれた近代の草津温泉

【共同課題】は登壇者 

〔座長:矢ケ崎典隆

10711001130)村上晴澄(立命館大):室町時代の紀行文からみる海の道―足利義満の厳島詣を事例として―

10811301200)野間晴雄(関西大):海を渡ったサトウキビプランテーション―ギアナからバルバドス,そしてトリンダード・トバコへ―

 

●第2会場【自由論題】は登壇者   第二共通棟2(421講義室)

〔座長:三木一彦

20510001030)渡邉英明(歴史地理学会会員):近世中後期の武州西部における農間稼の多様性と定期市

20610301100)鷲崎 俊太郎(九州大):江戸の土地不動産における収益率と利回りの時系列分析 ―賃貸・売買・抵当市場において―

〔座長:米家泰作

20711001130)河島一仁(立命館大):京都における大学の歴史地理―藩邸・公家屋敷・寺社地の転用―

20811301200)山田 誠(京都大・名誉):戦時改描図の類型区分

 

午後の部

●第1会場【共同課題】は登壇者  第二共通棟1(411講義室)

 〔座長:青山宏夫

10913001330)長谷川孝治(神戸大・名誉):海洋波の風景と”科学”―V.Cornishの軌跡と凝視―

11013301400)鳴海邦匡(甲南大)・小林 茂(大阪大・名誉):明治初期海図・

水路誌の整備過程と対外関係

〔座長:山下琢巳

11114001430)花木宏直(琉球大):近代における潜水器の導入に伴う地域変容―東京湾を中心に―

11214301500)清水克志(秀明大):汽船による流通記録からみた沿岸集落の近代―三浦郡松輪村を例として―

〔座長:河原典史

11315001530)井村博宣(日本大):徳島県牟岐町地先海域における遊漁に関するローカルルールの形成過程

11415301600)古田悦造(東京学芸大・名誉):明治中期の朝鮮半島西南海域における日本人漁民の入漁

 

●第2会場【自由論題】は登壇者   第二共通棟2(421講義室)

 〔座長:岡島 建

20913001330)長尾 武(歴史地理学会会員):河村瑞賢による淀川治水事業-天和三年の巡察と貞享年間の治水工事-

21013301400)宮本真二・内野慎太郎(以上岡山理科大):近代以降の岡山平野における洪水浸水域の変遷とその要因の検討

21114001430)水谷英志(歴史地理学会会員):蹉跌した岐笠運河(ぎりゅううんが)―幻の計画を解き明かした新資料

 

〔座長:小島泰雄

21214301500)渋谷鎮明(中部大):『車窓の日本・朝鮮の巻』にみる戦前期日本人地理学者の朝鮮研究―砺波散村地域研究所所蔵「浅香先生資料」との関連性から―

21315001530)張 旭(関西大・院):中国の宗教建築に関する諸研究の展開と展望―日中研究者による視点と手法

〔座長:近藤裕幸

21415301600)伊藤裕康(香川大):地理教育の意義に関する一考察

21516001630)片平 樹(大府市立大府中):体験活動によるスキー観光地における観光の通年化-長野県飯山市斑尾高原・戸狩を事例に-

 

 

 

ここで学ぶことの意味 -地理学と地理学専修-

 

地理学とは,どのような学問でしょうか?地理と聞いて思い浮かべるのは,きっと中学校社会科の地理的分野や小学校・中学校の地図のことでしょう。地図をみるのは楽しかったけれど・・・という人がいるかもしれません。だから,地理学と聞くと,何か不安を感じる人もいるかもしれないと思います。


 では,地理学とは何でしょうか。ここでは何が学べるのでしょうか。本学の大学案内では,「地理学とは,場所によって異なる地域性を究明するとともに,土地と関わりを持って存在している諸現象間の結びつきを地域毎に比較研究することを目指す」学問としています。本専修のホームページトップの写真を思い出してください。皆さんの周囲にも,あのような非対称形な枝ぶりを示す木々があるかもしれません。では,そのような木々から風の吹く方向や強さがわかるとしたら,どうでしょう。

(http://www.geog.aichi-edu.ac.jp/Geo/)


 あのような樹形の木々は偏形樹と呼ばれます。大学の松は伊吹おろしと呼ばれる季節風によって,風の吹き付ける側と風下側で枝の成長に差異が生じたわけです。とすると,このような樹形を示す木々を探すと季節風の吹送方向がわかり,樹形の傾きによって風の強さを数値化できるということになります。これを研究する分野は自然地理学の気候学になるわけですが,これは地域の特性を植生と気候の関係から明らかにしていくわけです。つまり,これが「土地と関わりを持って存在している諸現象間の結びつき」ということになります。自然現象以外にも,人文現象も対象に,各地域毎に比較研究することで,各地域に共通してみられる地域原理を探し出すとともに,各地域の特色を明らかにするのが地理学ということになります。


 地理学専修では,主な進路が教員であることに鑑み,教育現場で必要とされる「地理的見方・考え方」を養うことを目的にしています。何気なく見ていた風景のなかに,実はその土地毎に意味や秩序があり,それを見つけだすツールをたくさん持った学生を教育界ほかに送り出すことが私たちスタッフの願いです。そして,このような見方・考え方で,地域学習や総合的学習の実践などをリードする人材になってくれればと願っています。