【New!!】愛知教育大学地理学会大会および歴史地理学会大会、終了(2017.6.17〜19)

 

 

 2017年6月17日(土)、18日(日)、19日(月)、愛教大地理学会大会(歴史地理学会共催)が、愛教大第二共通棟で行われました。

 

 

 17日は、それぞれの学会の総会が行われ、午後には歴史地理学会が第60回の記念大会ということで、記念公開講演会が行われました。

 

  その記念公開講演会では、愛教大地理学会会長の藤田佳久先生(愛知大学名誉教授)が「幕末期に上海を訪れた日本人藩士たちと岸田吟香の行動空間」、岩崎公弥先生(愛知教育大学)が「尾張藩士水野岷山の治水思想」を発表なさいました。

           

 

 

 

     

 

 

  

       

  

  

 

 

   岩崎公弥先生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤田佳久先生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 17日の夕方には懇親会も行われ、大勢の人たちでとても賑わっていました。

 

 

 

 

 

 18日の研究発表会では、愛教大地理学教室OBの片平樹さんが「体験活動によるスキー観光地における観光の通年化ー長野県飯山市斑尾高原・戸狩を事例にー」を発表、会長の藤田先生から、お褒めの言葉をいただいていました。

 

 

 

 

 

 

 

 今回の学会運営は、3年生の皆さんの協力なしにはできませんでした。忙しいにもかかわらず、力を貸して下さり、ありがとうございました。

 

 

  お手伝いの3年生(一部)→

 

ここで学ぶことの意味 -地理学と地理学専修-

 

地理学とは,どのような学問でしょうか?地理と聞いて思い浮かべるのは,きっと中学校社会科の地理的分野や小学校・中学校の地図のことでしょう。地図をみるのは楽しかったけれど・・・という人がいるかもしれません。だから,地理学と聞くと,何か不安を感じる人もいるかもしれないと思います。


 では,地理学とは何でしょうか。ここでは何が学べるのでしょうか。本学の大学案内では,「地理学とは,場所によって異なる地域性を究明するとともに,土地と関わりを持って存在している諸現象間の結びつきを地域毎に比較研究することを目指す」学問としています。本専修のホームページトップの写真を思い出してください。皆さんの周囲にも,あのような非対称形な枝ぶりを示す木々があるかもしれません。では,そのような木々から風の吹く方向や強さがわかるとしたら,どうでしょう。

(http://www.geog.aichi-edu.ac.jp/Geo/)


 あのような樹形の木々は偏形樹と呼ばれます。大学の松は伊吹おろしと呼ばれる季節風によって,風の吹き付ける側と風下側で枝の成長に差異が生じたわけです。とすると,このような樹形を示す木々を探すと季節風の吹送方向がわかり,樹形の傾きによって風の強さを数値化できるということになります。これを研究する分野は自然地理学の気候学になるわけですが,これは地域の特性を植生と気候の関係から明らかにしていくわけです。つまり,これが「土地と関わりを持って存在している諸現象間の結びつき」ということになります。自然現象以外にも,人文現象も対象に,各地域毎に比較研究することで,各地域に共通してみられる地域原理を探し出すとともに,各地域の特色を明らかにするのが地理学ということになります。


 地理学専修では,主な進路が教員であることに鑑み,教育現場で必要とされる「地理的見方・考え方」を養うことを目的にしています。何気なく見ていた風景のなかに,実はその土地毎に意味や秩序があり,それを見つけだすツールをたくさん持った学生を教育界ほかに送り出すことが私たちスタッフの願いです。そして,このような見方・考え方で,地域学習や総合的学習の実践などをリードする人材になってくれればと願っています。